みつまた(三椏)とつばき(椿)

ミツマタとツバキ



歯医者からの帰り道、1月28日のミツマタの持ち主さんが農作業をされていた。
ミツマタ、珍しいですね。」と声をかけたら
「一万円札になるやっちゃ。」
「花が咲いたらもっときれいやけど。切ろか。」
と大きな枝にツバキの蕾の枝も添えて、藁ぐまからしゅっと引き抜いた藁で2本をくるくるっと縛って手渡してくださった。
流れるような手順に感心している間に、私の手の中に花束。
嬉しくて、せんべいの袋を無理矢理お礼にして、小雨の中を弾んで帰った。
「挿し木するなら今頃だけど、つき難いから種まきした方がよい。あんまり切ると枯れるな。」ということだ。


頂いた束をそのまま、とりあえず手元の花入れに入れた。
細工しなくても、茶花の風情になっている。
茶花というのは元来こういう物かと思う。


今日は立春。今年は良いことありそうな。