さわぎく(沢菊)

サワギク

  • サワギク(別名:ボロギク)

キク科
草丈40〜100cmの多年草。山地の木陰、湿った林や林縁に生える。
別名は、果実の白い冠毛をぼろくずに見立てたことによる。



昨日の森林植物園へは、ハイキング道を歩いた。
谷道の途中に、大木が茂って年中薄暗く湿っぽい平地があり、奥の方は気味悪いが、手前には変わった植物が生えていて注目の場所。サワギクが今年は小さな株も入れて3本生えているのを、春先から見つけていた。
なんともタイミングよく咲き、太陽も適当に差し込んで、風も無く、先を急ぐ短時間に写すことが出来た。1mほどに伸びた茎の先の黄色の花が、うっそうとした緑の中で光っている。
去年は何度もチャレンジして、一枚もまともなものが撮れずにいたら、そのうち折りとられたのか姿が消えた。
つくづく、花はタイミングだと思う。

近畿地方も今日から梅雨入りとか。台風も近づいているらしく、朝から降り続いている雨が夜になるにつれて強まり、風も吹き荒れている。
一本だけ真っすぐに立ったあのサワギクは、こんな雨風をどう過ごすのだろう。
野草らしく、すっくと立っているのだろうか。