やぶがらし(藪枯らし)

ヤブガラシ

ブドウ科
道ばたや藪などに自生するつる性の多年草。繁殖力が大変強く、藪を枯らしてしまうほど生い茂ることよりの名。
淡緑色の4枚の花弁は開花とともに脱落する。


雨で元気になった草むらにオレンジ色の花が見えた。毎年同じ場所に生えるヤブガラシ
今年は午後ばかりに通るので、いつ見ても花びらが散ってしまっている。オレンジ色の花盤(と言うらしい)がつやつやと光り、アリがむしゃぶりついていた。蜜があるらしい。

今年はこの辺りは日照りが続いたせいか、草花はいうまでもなく、樹木の花も葉も弱ってしぼ萎えていた。一昨日の大雨で、山の草木も一息ついた様子。
川では大きな被害が出たが、草木にとっては恵みの雨であったろう。
それでも大雨の前日の27日とは、山の様子も随分変わっていた。
道の端には、上から転げ落ちてきた大小の石がごろごろし、傾斜のきつい細い道は、落葉がたまったり、逆に土が抉り取られて岩がむき出しになったり。


28日の都賀川の事故は、自然教育や行政も含めた問題になりつつあり、いろいろな人のいろいろなコメントが載っている中で、「大きくても小さくても川は川」というのがあったが、山にも当てはまりそうだ。家近くの里山に散歩気分で入ることに、警鐘をならされた気がした。
自然の中で遊ばせて貰う時は「屋外では自分の五感で感じ取ることが重要(海洋気象台の人のコメント)」。
五感を磨くのはなかなか難しいです。