農村歌舞伎上演会

上谷上農村歌舞伎舞台 開演直前

神戸市北区役所主催の上谷上農村歌舞伎上演会を見に行った。
家から徒歩30分余りの上谷上天満神社には初詣に来たり、通りすがりにお参りしたりする。境内に古い歌舞伎舞台があるのも知っていたが、実際にここで農村歌舞伎が催されるのは見た事がなかった。


20分前くらいに到着してみたら、舞台の前に並べられたパイプ椅子は既に半分以上埋まっていた。今日の共同企画の神鉄ハイクで、藍那から13km近くを歩いてきたハイカーが弁当を食べていたり、そろいのはっぴを着た氏子さんたちが忙しげに立ち働いていたりの大賑わいだ。
木陰の席は全部埋まっているので、真昼の太陽でやけどしそうに熱くなっている椅子に席を確保した後、神社に賽銭を上げ、浄財箱にささやかな寄付をして木陰に立って開演を待った。


子ども歌舞伎がなかなか上手だった。

今日は夏のような暑さ。しかも真昼。日射病になりそうで一時間半ほどで席を立った。木陰に入ると本殿の裏の竹やぶを通り抜ける風が心地よかった。見ると、地元の人らしき家族連れや子どもたちは、太い木の根っこや枝に腰掛けて機嫌良げにご見物。これが農村歌舞伎本来の姿なのかも。


北区には四つの農村歌舞伎舞台があって、一年に一度、順に上演会があるとの事。一緒に来た友人と「4年後にまた来ようね。」とポジティブな約束をして神社を後にした。