はす(蓮)

ハス

  • ハス

スイレン
池や沼に植栽される、水性宿根草
古い歴史を持つ植物で、日本にも古代からあった事が推定される。
花を鑑賞する花バスは、日本では江戸時代に多くの品種が出た。
地下茎のレンコンを食べるようになったのも古い記録があるが、明治初期に経済品種が渡来して以来、国内に広がった。蓮根には穴があるため「見通しがきく」として、正月などの祝い事に使われる。


色付きかけた稲穂の垂れる水田の片隅に、ハスの花が咲いていた。午後の早い時間、ぎらぎらの太陽を浴びて、華やかで涼しげな色合い。
植物観察会で山に入り、木や小さな地味な花を見て里に出てきた目にはのびやかな風景に、思わず「わぁ〜きれい!」。
何人かはカメラかしゃかしゃ。何人かは「これだけあったら大分食べられるやろ。」「よお太っとりそうや。」と、なんとも無粋な会話で盛り上がる。