2010-01-01から1年間の記事一覧

ふたりしずか(二人静)

フタリシズカ センリョウ科 北海道〜九州の山地に生える多年草。草丈30〜50cm。 茎の先に1〜6本の花序を出す。 山道の斜面にフタリシズカが咲いている。大木でうっそうとしている下に低い木々が生え、更にその下に隠れるようにひっそりと静かなたたずまいで…

兵庫県立 人と自然の博物館

「ひとはく」は、お勉強のため学校の団体で行く所、なんだか難しそうなことを研究している所、恐竜の化石の所、まあとにかく化石に興味のない私にとってはあまり縁のない所、という認識で過ごしてきた。 以前化石の講座に参加した連れ合いが、今日はお出かけ…

あきのぎんりょうそう 実

アキノギンリョウソウ(秋の銀竜草) イチヤクソウ科 林内の暗い所に生える腐生植物。花期は秋。別名ギンリョウソウモドキ。 アキノギンリョウソウは薄暗い場所にひょろりと立っているのに何度か出くわした。 以前、ダイモンジソウを見に行ったとき、上の道…

くさふじ(草藤)

クサフジ マメ科 つるの長さ50〜150cmの、つる性の多年草。日本各地の山野の草地、林縁に生える。 クサフジの花 山の中の道ばたの空き地に、マメ科植物のオンパレード。 クサフジの青紫、シロツメクサの白、アカツメクサのピンク、クスダマツメクサやコメツ…

ニゲラ(くろたねそう・黒種草)

ニゲラ キンポウゲ科 南ヨーロッパ原産。日本へは江戸時代に渡来した。 4月にホームセンターへ寄った時、「98円」の値札に惹かれて一株買ってきた。 涼しそうな青や白の花や、面白い実の形は近所や友人の庭で目にしている。ピンクのカードが入っていたので、…

たにぎきょう(谷桔梗)

タニギキョウ キキョウ科 高さ5〜15cmの小形の多年草。谷沿いの、腐植の多い湿った林内に生える。 タニギキョウの花の咲く頃は、木々はより鬱そうと茂り、谷はより薄暗くなる。 足もとの可愛らしいタニギキョウを写真に収めるべく頑張るのだが、私の腕ではな…

第3回神鉄ハイク トゥエンティクロスとハーブ園コース

谷上駅〜山田道〜ヌケ谷〜トゥエンティクロス〜神戸布引ハーブ園(約8km) 5月2日(日)に、神鉄ハイクに参加した。雲ひとつない青空。集合場所の谷上駅は、すごい人数で駅前があふれかえっていた。 係りの人からもらったコースマップは、「提示でハーブ園の…

みみなぐさ(耳菜草)

ミミナグサ ナデシコ科 高さ10〜30cmの越年草。田畑や道ばたに生える。 和名は葉がねずみの耳に似ていて、若葉が食用になるから。 帰化植物のオランダミミナグサに押されて、数を減らしている。 山際の水田の土手に、ミミナグサが群生していた。近頃めずらし…

末黒(すぐろ)のススキ

ススキ イネ科 日本各地に生える秋の七草の一つ。 「末黒のススキ」は野焼された後の茎の先が黒くなった状態のススキ。 野焼の後の土手には新緑が芽吹き、二月の野焼直後とは趣が違う。 2月にちょこっと芽を出していたヤブカンゾウも葉を広げている。 末黒の…

りきゅうばい(利休梅)

リキュウバイ(バイカシモツケ、マルバヤナギザクラ、ウメザキウツギ) バラ科 中国中部の原産で、高さ3〜4mの落葉低木。日本へは明治時代に導入された。 「リキュウバイ」は、花屋さんが用いる園芸上の呼び名である。 リキュウバイは茶花に使われるから、…

くちべにたけ(口紅茸)

クチベニタケ 林内の露出した土に生えるキノコ。 先端に口紅をつけた様な星形の口があく。茎は土に埋まっている。 昨日は一日中雨。 今日山に入ったら、一年中殆んど干上がっている小さな沢に、水が音をたてて勢いよく流れていた。そんなに多い雨量とも思え…

ロゼット

メマツヨイグサのロゼット 冬、緑の葉をつけている越年草や多年草の中には、短い茎から出た葉を平らに広げたロゼットで冬を越すものがある。 その形がバラ(ローズ)の花に似ていることからロゼットと呼ばれる。 背が低いことは、冷たい風を受けにくく、広が…

つちぐり(土栗)

ツチグリ 09年4月5日up ツチグリ科 我が家の庭にツチグリがやってきた。お〜Welcome! こんな寒い時期にも出るんだ! 10日ほど前に見つけていたのだが、その後忙しさと風邪(インフルエンザ?)で寝込んでいたのとで忘れていた。 元気になって思い出し、雨上…

神戸市立森林植物園の自然観察講座

「冬芽観察と七草がゆ」 まず展示館前で観察のポイントや注意が話された。 木々がそれぞれの知恵でどのように厳しい冬を過ごしているかを、冬芽や樹形を観察する事で感じ取ろう。冬の木はもろいから、観察の時は強く引っ張ったりしないようにというような事…